外科学概論:柔道整復師を目指す学生の国試・学内試験対策

外科学概論:資料

擦過傷について正解は。 皮膚が覆っているが出血点もある。
やすりでこすった傷だ。
創傷について正解は。 デブリドマンとは創部の切除の呼び名。
汚染した創部をデブリドマンする。
熱傷は非機械的損傷である。
打撲は機械的損傷である。
汚染創は原則縫わずに開放創とする。
感染汚染創は二次縫合することあり。
膿瘍をドレナージして排膿する。
創傷について誤りは。 汚染した創を必ず一時閉鎖する。
創傷治癒について正解は。 糖尿病は治癒を遅らせる。
良好な肉芽は血行が多い。
栄養障害は治癒を遅延させる。
創傷治癒について誤りは。 肉芽は創傷遅延のサインだ。
熱傷について正解は。 Ⅰ度熱傷では発赤を認める。
Ⅱ度までは可逆的。
Ⅱ度までは植皮不要のこと多し。
Ⅲ度は痛くない。
Ⅲ度は脱毛テストで無痛となる。
熱傷について誤りは。 Ⅲ度までは可逆的に治る。
重症熱傷について正解は。 Ⅱ度以上が体表面積の3割以上。
9の法則は大人。
5の法則は乳幼児・子供。
陰部、気道熱傷は重症に分類する。
重症熱傷について誤りは。 5の法則は大人。
創傷治癒について正解は。 線維増殖期に肉芽ができる。
連日の頻回の消毒は善良な肉芽を痛める。
熱傷治療について正解は。 鼻毛がこげていたら、気道管理が重要だ。
熱傷に伴う胃潰瘍をカーリング潰瘍という。
焼痂切開で減張することあり。
熱傷治療について誤りは。 重症熱傷当日はブドウ糖液を大量に輸液する。
心タンポナーデについて正解は。 ショックになることがある。
心嚢内に液体や血腫がたまっておこる。
一刻を争う。
心タンポナーデについて誤りは。 血圧が低下しない。
フレイルチェストについて正解は。 吸うとき(吸気時)逆に胸壁がへこんで苦しい。
胸壁動揺する。
2本以上の肋骨骨折に連座する。
フレイルチェストについて誤りは。 はくとき(呼気時)胸壁がへこむ。
腹部打撲について正解は。 血尿は腎破裂のサインになる。
脾破裂の多くが左背部を強打している。
シートベルト損傷で十二指腸損傷あり。
腹部打撲について誤りは。 十二指腸損傷は触診でわかる。
緊張性気胸について正解は。 健側に胸郭偏移する。
膨らんだ胸壁を穿刺脱気しなければならない。
呼気、血圧ともに緊迫状況になる。
ショックに至る。
緊張性気胸について誤りは。 緊急穿刺は危険なのでしない。
頭部外傷について正解は。 耳出血は脳挫傷も疑う。
パンダの目は頭蓋底骨折のサインだ。
鼻出血は脳挫傷も視野に入れる。
頭蓋底骨折では髄液に鼻水が混じることあり。
頭部外傷について誤りは。 急性硬膜下血腫は予後良好である。
体表感染症について正解は。 原因はブドウ球菌や溶血連鎖球菌である。
癰や癤は毛嚢炎の親玉だ。
蜂巣炎は皮下組織の感染症だ。
丹毒の原因は溶血連鎖球菌であることが多い。
瘭疽は爪周囲の感染である。
蜂巣炎は皮下の感染で拍動性に痛い。
面疔は脳脊髄炎に移行することあり。
体表感染症について誤りは。 癰や癤を切開排膿することはない。
丹毒は爪の感染が有名だ。
破傷風について正解は。 開口障害がおこる。開口障害を牙関緊急という。
嫌気性菌だ。
後弓反張時に意識清明なのだ。
破傷風について誤りは。 ワクチンで予防できない。
感染症について正解は。 グラム陽性菌は外毒素を有する。
重症感染に免疫グロブリン投与する。
梅毒は末期に神経障害や動脈瘤になる。
内毒素はグラム陰性菌の細胞破壊で放出される。
糖尿病患者は日和見感染することあり。
抗生剤の乱用で菌交代がおこり耐性菌ができる。
重症感染はSIRSに発展しかねない。
感染組織を外科的に除去し救命することあり。
エイズ患者で日和見感染する。
感染症について誤りは。 MRSAは耐性緑膿菌だ。
敗血症ではまず命に関わらない。
ショックについて正解は。 血圧低下する。(敗血症を除く)
末梢循環は不全である。
呼吸不全、冷や汗、失禁している。
ショックについて誤りは。 尿量は増加する。
心原性ショックについて正解は。 肺うっ血や心拍出量低下となる。
中心静脈圧が上昇することあり。
アナフィラキシー(ショック)について正解は。 即時型アレルギー反応である。
ピーナッツアレルギーなど有名。
食物アレルギーでおこることあり。
喘息のような気道狭窄発生しやすい。
アドレナリン、副腎皮質ホルモンを急いで投与する。
アナフィラキシー(ショック)について誤りは。 血管拡張剤を使う。
出血性ショックについて正解は。 まず出血をとめる。
血管確保する。
輸血確保までリンゲル液などの細胞外液を投与。
出血性ショックについて誤りは。 輸血が来るまで点滴しない。
救急治療について正解は。 気道確保に頸部後屈は有効である。
昏睡体位は誤嚥防止効果となる。
下肢挙上にて即効、血圧上昇する。
救急治療について誤りは。 頸動脈拍動が触れていても心臓マッサージする。
JCSについて正解は。 見当識障害は2である。
痛み刺激で払いのけ、顔をしかめるのは200。
昏睡は300である。
JCSについて誤りは。 見当識障害は20である。
輸血について正解は。 交差適合試験は輸血前検査である。
凍結血漿輸血で凝固能をあげることができる。
O型赤血球には抗原性はない。
自己血輸血でGVHDにはなりえない。
異型輸血ではたとえ少量でも死亡事故となる。
輸血について誤りは。 血小板輸血で出血を助長する。
全血輸血を成分輸血という。
輸液について正解は。 細胞外液は生理食塩水に近い。
細胞外液はナトリウムに富む。
腸液は生理食塩水の組成と相同だ。
輸血で肝炎になる危険もある。
低ナトリウム血症は不可逆的な中枢神経障害に注意。
代謝性アシドーシスでは重曹製剤で補正することがある。
細胞外液はナトリウム優位でリンゲル液と相同だ。
輸液について誤りは。 血漿の組成は細胞内液に近い。
ブドウ糖濃度を増やすと低血糖になる。
点滴路について正解は。 外頸静脈は胸鎖乳突筋外を走行する。
内頸静脈は頸動脈の外側を走行する。
大腿動脈は大腿静脈の外側を走行する。
点滴路について誤りは。 大伏在静脈は内果後方を走行する。
鎖骨下静脈について正解は。 腕頭静脈に注ぐ。
中心静脈栄養について正解は。 栄養過多で肝機能障害になることあり。
カテーテル感染ではすぐにカテーテル抜去。
カテーテル感染で敗血症になることもある。
微量元素大事だ。
消毒について正解は。 イソジン®で粘膜も消毒できる。
無菌手術後の創部は毎日消毒していいとは限らない。
次亜塩素酸で手術器具を消毒できる。
消毒について誤りは。 アルコールで破傷風菌も消毒される。
正しい創処置について正解は。 死腔を吸収糸で縫合閉鎖する。
手術操作について正解は。 血管は外翻して血栓を作らないように縫合する。
消化管は内翻縫合するのが常識だ。
出血点を電気メスで止血する。
手術操作について誤りは。 死腔にドレーンは入れない。
腫瘍に対する検査に関して正解は。 乳癌検診は、触診、超音波、マンモグラフィーがある。
癌(手術)、肉腫に関して正解は。 ウィルヒョウリンパ節転移は胃がんに見られる。
リンパ節に転移がなければ治癒切除が期待できる。
シュニッツラー転移とは、胃がんに見られる。
男性の癌死は肺癌がトップだ。
女性ホルモンと子宮癌、乳癌は関係深い。
再発予防に前立腺癌や乳癌では去勢することもあり。
肉腫は癌腫より悪性である。
癌(手術)、肉腫に関して誤りは。 手術操作そのものが播種につながることはない。
肺癌、前立腺癌、乳癌の骨転移はまれだ。
上皮の悪性腫瘍を肉腫という。
腫瘍の随伴症状に関して正解は。 肺の進行癌では血管圧迫による上大静脈症候群がおこる。
ホルネル症候群では、縮瞳、眼瞼下垂、発汗減少が起こる。
肺尖腫瘍で頸部神経がおかされることをPancoast腫瘍という。
腫瘍の随伴症状に関して誤りは。 末端肥大症では低血糖をきたすことがある。
腫瘍の画像診断で正解は。 CT、MRI、エコーでTNM分類を想定する。
超音波検査は肝腎などの実質臓器の診断に優れる。。
腫瘍の画像診断で誤りは。 超音波検査は、甲状腺、肝胆膵、婦人科系腫瘍で無効である。
腫瘍マーカーに関して正解は。 PSAは前立腺がんの特異的腫瘍マーカーである。
CEAは消化器や扁平上皮癌の腫瘍マーカーとして知られる。
腫瘍マーカーで全ての癌が予見できるわけではない。
腫瘍マーカーに関して誤りは。 PSAは乳癌の早期診断に有効である。
下血に関して正解は。 タール便は胃出血に見られる。
吐血に関して正解は。 脳病変の吐血はクッシング潰瘍で見られる。
若年の大酒後の嘔吐でマロリーワイスが見られる。
気管からのものは喀血だ。
飲酒後嘔吐で誘発されることあり。
吐血に関して誤りは。 潰瘍性大腸炎で見られる。
止血に関して正解は。 血液1滴は3分間あれば凝固するものである。
ビタミンKを触媒にして凝固因子が活性する。
ワーファリン投与時の出血はビタミンKで中和する。
直接圧迫は効果的である。
血小板は一時止血に関与。
止血に関して誤りは。 血清の中にフィブリノーゲンが入っている。
鼻出血対応に関して正解は。 鼻根部を圧迫。
手術と止血に関して正解は。 動脈を遮断しても静脈性出血はコントロールできない。
動脈を遮断し止血を得ても、虚血を気にする必要あり。
骨盤出血を腸骨動静脈の塞栓術で止血することもあり。
手術と止血に関して誤りは。 鼻出血は首を叩いて止血する。
脊椎麻酔を注入するのは。
腰椎麻酔を現実的に注入するのは。
腰椎クモ膜下腔。
脊椎麻酔に関して正解は。 クモ膜下腔に局所麻酔剤を注入する。
硬膜外麻酔と併用することで麻酔時間の延長がはかれる。
ヤコブラインの第4腰椎間に注入することが多い。
脊椎麻酔に関して誤りは。 脊椎麻酔が胸髄高位に及んでも呼吸障害になることはない。
全身麻酔で正解は。 筋弛緩剤の副作用に悪性高熱症がある。
静脈麻酔で鎮静する。
吸入麻酔や麻薬を鎮痛剤として使う。
緊急手術では誤嚥に注意して急速導入する。
興奮期には散瞳する。
興奮期には麻酔中でも患者が暴れることがある。
全身麻酔で誤りは。 硬膜外麻酔と併用しない。
麻薬を使うことはない。
硬膜外麻酔に関して正解は。 交感神経を遮断する効果がある。
長期留置は可能である。
腹部手術後は腸管運動を改善させる。
乳癌手術にも使える。
硬膜外麻酔に関して誤りは。 術後疼痛をとる効果なし。
酸塩基平衡について誤りは。 低換気では呼吸性アルカローシスとなる。
止血機転に関して誤りは。 紫斑の出血部位は筋膜下である。
気道確保について誤りは。 チューブは左の気管支に入りやすい。誤嚥時と同じだ。
脳死について誤りは。 脳死では瞳孔は縮瞳。
移植に関して誤りは。 脳死判定後24時間以内に必ず移植を完了する必要がある。
移植前にリンパ球適合を調べ、血液型は関係ない。
移植前にリンパ球適合を調べず、登録順に移植する。
ぐったりしている人が待合室にいる。誤りは。 とりあえずすぐに昏睡体位にする。

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