外科学概論:柔道整復師を目指す学生の国試・学内試験対策

外科学概論:練習問題03

以下の問いに答えなさい。

問1腫瘍マーカーに関して正解を選べ

腫瘍マーカーを測ればその他の検査は不要である。
CEAは脳腫瘍マーカーとして知られる。
PSAは乳癌の早期診断に有効である。
PSAは前立腺癌の特異的腫瘍マーカーである。
 
問2輸液について正解を選べ

腸液は生理食塩水の組成と大きく異なる。
血漿の組成は細胞内液に近い。
細胞外液はカリウムに富む。
細胞外液は生理食塩水に近い。
 
問3吐血に関して正解を選べ

飲酒後嘔吐で誘発されることあり。
胃潰瘍では起こらない。
貧血にはならない。
肝硬変では起こらない。
 
問4創傷治癒について正解を選べ

栄養障害は治癒を促進させる。
肉芽は滲出期の組織。
糖尿病は治癒を遅らせる。
肉芽は血行が少ない。
 
問5止血機転に関して誤りを選べ

紫斑の原因に突発性血小板減少症がある。
紫斑の出血部位は筋膜下である。
DICは紫斑をきたすことがある。血小板も凝固系も低下する。
一時止血は血小板、二次止血は凝固因子が司る。
 
問6癌の疫学に関して正解を選べ

肺癌、前立腺癌、乳癌は骨転移しやすい。
男性の癌死は、肺癌・前立腺癌・肝癌・大腸癌の順である。
TNM分類とは、Tは腫瘍の大きさ、Nは遠隔転移、Mはリンパ節転移を表す。
女性ホルモンと前立腺癌は関係大である。
 
問7重症熱傷について正解を選べ

Ⅱ度以上が体表面積の3割以上。
5の法則は大人。
9の法則は子供。
陰部、気道熱傷は重症化しない。
 
問8フレイルチェストについて正解を選べ

吸気時に胸郭が膨らむ。
胸壁動揺する。
陽圧人工呼吸を外固定という。
呼気時に胸郭がへこむ。
 
問9点滴路について正解を選べ

大腿動脈は大腿静脈の内側を走行する。
大伏在静脈は内果後方を走行する。
外頸静脈は胸鎖乳突筋外を走行する。
内頸静脈は頸動脈の内側を走行する。
 
問10熱傷について正解を選べ

Ⅲ度は表皮のやけど。
Ⅱ度までは可逆的。
Ⅲ度は痛い。
Ⅱ度までは植皮必要。
 
問11鼻出血対応に関して正解を選べ

臥位になる。
鼻根部を圧迫。
全例ベロックのタンポンを入れる。
首を叩く。
 
問12創傷について正解を選べ

汚染創は開放することはない。
打撲は非機械的損傷である。
熱傷は機械的損傷である。
汚染した創部をデブリドマンする。
 
問13正しい創処置について正解を選べ

死腔を吸収糸で縫合閉鎖する。
汚染創をデブリドマンすることはない。
出血点を電気凝固することはない。
死腔にドレーンは入れない。
 
問14脳死について誤りを選べ

脳死ではJCS300となる。
脳死では瞳孔は縮瞳。
脳幹部損傷で脳死になりうる。
脳死では平坦脳波である。
 
問15ショックについて正解を選べ

血圧低下する。(敗血症を除く)
尿量は増加する。
呼吸数はゆっくりである。
末梢は常にあたたかい。
 
問16腫瘍の随伴症状に関して正解を選べ

肺の進行癌では血管圧迫による上大静脈症候群がおこる。
ホルネル症候群では、縮瞳・眼瞼下垂・発汗減少が起こる。
末端肥大症では低血糖をきたすことがある。
肺尖腫瘍で頸部神経がおかされることはない。
 
問17腹部打撲について正解を選べ

受傷後数日たって腹腔内出血がひどくなることはない。
十二指腸損傷は触診でわかる。
血尿は腎破裂のサインになりうる。
脾破裂の多くが右背部を強打している。
 
問18救急治療について正解を選べ

下肢挙上にて血圧低下する。
頸動脈拍動が触れなくても血圧はある。
気道確保に頸部後屈は有効である。
昏睡体位だけで蘇生する。
 
問19擦過傷について正解を選べ

皮膚が大量に欠損している。
皮膚が覆っているが出血点もある。
創と傷は同じだ。
筋膜が露出している。
 
問20全身麻酔で正解を選べ

麻薬を使うことはない。
緊急手術では誤嚥に注意して急速導入する。
興奮期には呼吸は安定する。
興奮期には縮瞳する。
 
問21中心静脈栄養について正解を選べ

栄養たっぷりだからビタミン不足になりにくい。
微量元素なんか関係ない。
カテーテル感染で敗血症になることもある。
経腸栄養より生理的で理想的な栄養である。
 
問22消毒について正解を選べ

無菌手術後の創部は毎日消毒する。
アルコールで破傷風菌も消毒される。
イソジン®で粘膜も消毒できる。
次亜塩素酸で手術野を消毒する。
 
問23感染症について正解を選べ

グラム陽性菌は外毒素を有する。
梅毒は脳動脈瘤の原因になる。
抗生剤の乱用で耐性菌はできない。
糖尿病患者は日和見感染しない。
 
問24鎖骨下静脈について正解を選べ

鎖骨下動脈の裏面を走行する。
腕頭静脈に注ぐ。
上腕静脈に注ぐ。
中心静脈に使用できない。
 
問25止血に関して正解を選べ

血小板は二時止血に関与。
ビタミンKは一時止血に関与。
血液1滴は3分間あれば凝固するものである。
直接圧迫は効果ない。
 
問26緊張性気胸について正解を選べ

穿刺は危険なのでしない。
冷汗は伴わない。
血圧上昇する。
健側に胸郭偏移する。
 
問27アナフィラキシーについて正解を選べ

気道拡張する。
移植の拒絶反応である。
ピーナッツアレルギーではない。
即時型アレルギー反応である。
 
問28下血に関して正解を選べ

潰瘍性大腸炎で見られない。
タール便は胃出血に見られる。
虚血性腸炎では見られない。
ポリープ出血で見られない。
 
問29心原性ショックについて正解を選べ

心筋症、心筋炎は原因とならない。
肺うっ血や心拍出量低下となる。
心拍出量が増加する。
中心静脈圧が常に低下する。
 
問30ぐったりしている人が待合室にいる。誤りを選べ。

脈をとってみる。
とりあえずすぐに昏睡体位にする。
息をしているか気にする。
呼びかけてみて痛みの反応を見る。
 
問31破傷風について正解を選べ

開口障害がおこる。
先進国では発生しない。
意識障害になる。
好気性菌だ。
 
問32頭部外傷について正解を選べ

鼻出血は脳挫傷に合併しない。
鼻血に脳脊髄液が混入することはない。
急性硬膜下血腫は予後良好である。
耳出血は脳挫傷も疑う。
 
問33中心静脈栄養について正解を選べ

栄養過多で肝機能障害になることあり。
アミノ酸を増やすほど術後回復がアップする。
ブドウ糖濃度を増やすと低血糖になる。
経口・経腸栄養ができても汎用する。
 
問34移植に関して誤りを選べ

皮膚移植は自家移植である。
同種移植は他人からの移植である。
脳死判定後24時間以内に必ず移植を完了する必要がある。
兄弟ではHLAが極めて近い。
 
問35酸塩基平衡について誤りを選べ

嫌気代謝亢進にて代謝性アシドーシスとなりやすい。
過換気では呼吸性アルカローシスになりやすい。
低換気によるアシドーシスの場合は換気を増やす。
低換気では呼吸性アルカローシスとなる。
 
問36腫瘍に対する検査に関して正解を選べ

TNM分類で進行度を分類しない。
乳癌検診は、触診、超音波、マンモグラフィーがある。
超音波検査は肝腎などの実質臓器の診断に劣る。
超音波検査は、甲状腺、肝胆膵、婦人科系腫瘍で無効である。
 
問37肉腫に関して正解を選べ

肉腫は癌腫より悪性である。
肉腫は分化度が高い。
上皮の悪性腫瘍を肉腫という。
高齢者に発症しやすい。
 
問38全身麻酔で正解を選べ

老人は効きにくい。
硬膜外麻酔と併用しない。
小児は効きやすい。
静脈麻酔。
 
問39感染症について正解を選べ

敗血症では発熱しない。
菌交代現象にて抗生剤は効きやすくなる。
エイズ患者で日和見感染しない。
重症感染に免疫グロブリン投与する。
 
問40心タンポナーデについて正解を選べ

心嚢水性状は常に漿液性だ。
胸骨骨折に合併しない。
冷汗・苦悶しない。
ショックになることがある。
 
問41体表感染症について正解を選べ

癰や癤を切開排膿することはない。
癰は癤より小さい。
原因はブドウ球菌や溶血性連鎖球菌である。
蜂巣炎は真皮の感染症だ。
 
問42輸血について正解を選べ

凍結血漿輸血で凝固能をあげられない。
血小板輸血で出血を助長する。
交差適合試験は輸血前検査である。
O型赤血球には抗原性がある。
 
問43輸血について正解を選べ

全血輸血を成分輸血という。
輸血で肝炎になる危険もある。
異型輸血では死亡することはない。
自己血輸血でGVHDになる。
 
問44体表感染症について正解を選べ

面疔は脳脊髄炎に移行することなし。
蜂巣炎は皮下の感染で拍動性に痛い。
丹毒は大腸菌感染である。。
瘭疽は顔面の感染である。
 
問45癌手術に関して正解を選べ

リンパ節に転移がなければ治癒切除が期待できる。
手術操作そのものが播種につながることはない。
ウィルヒョウリンパ節転移は進行肺癌に見られる。
シュニッツラー転移とは、肺癌に見られる。
 
問46JCSについて正解を選べ

見当識障害は20である。
意識清明は100である。
見当識障害は2である。
痛み刺激で払いのけ、顔をしかめるのは20。
 
問47移植に関して誤りを選べ

人主要臓器適合抗原をHLAという。
移植前にリンパ球適合を調べ、血液型は関係ない。
移植心臓の保存期間は4時間とされる。
腎移植は心臓死患者からでも可能である。
 
問48創傷治癒について正解を選べ

線維増殖期に肉芽ができる。
滲出期は出血を伴わない。
肉芽は出血しない。
感染は創治癒を促進する。
 
問49硬膜外麻酔に関して正解を選べ

疼痛をとる効果なし。
腹部手術後は腸管運動を悪化させる。
24時間以内に抜去しなければならない。
交感神経を遮断する効果がある。
 
問50脊椎麻酔を注入するのはどれか選べ

腰椎硬膜外腔。
腰椎クモ膜下腔。
頸椎硬膜外腔。
頸椎クモ膜下腔。
 

 

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